結婚指輪放浪記2013 仙台・青森・盛岡編

仙台市内は震災の影響も
ほとんど感じられず
市内はとても賑わっていました。


仙台は、東北の中心ということで
全国展開を目指すブランドは
必ず出店する場所です。

その一方で、山形、青森等に
本拠地を置く会社も仙台に
出店します。

その結果、百貨店やファッションビル
に出店しているブランドは
海外、国内共にほとんど揃い
ブライダルリング専門店の路面店舗も
多数存在、仙台は日本有数の
婚約指輪・結婚指輪の
激戦地となりました。

気の毒なことに、地元の店舗は
苦戦を余儀なくされています。


ブライダルリング専門店で
最初に進出したのは、
私が運営していたトレセンテで
それは15年前。
駅前のアエルがオープンした
翌日でした。

それから15年で路面店だけでも
20店舗近く増えたわけですから
すごい変化です。


この1年の一番の話題は
俄の路面店(ビルの中ですが)
オープンでしょうか。

10年近く前、ゼクシィの地方版では
俄とクリチャンバウワ―を
看板とする店舗が多く見られましたが
仙台ではどちらも直営店が
出来てしまいました。


前年もそうでしたが、多くの店舗に
少しずつカップルが入っている
状況でしたが、
皆さん、何店舗くらい
回るのでしょうかね。

仙台の場合、百貨店と
ファッションビルもあるので
20ブランドくらいは
1日で見てまわれます。

激戦区の店舗は大変ですね。


また、今回初めて青森と盛岡へ
行ってきました。

共に、人口は約30万人と
仙台の1/3以下の規模で
市内に大きな百貨店はありません。
ティファニーも4℃も無いので
これらのブランドの婚約指輪が
欲しいカップルは
仙台まで行くことになります。
トレセンテでも
青森からご来店がありましたね。

全国チェーンで出店しているのは
アイプリモと郊外型のPIKOくらいで
人口が少ないとは言え
仙台と比べて競争がずっと楽。
だから、地元の店舗が
がんばっています。


印象的だったのが盛岡で
老舗の時計店の立派な店舗に
若い男性がたくさん来店しているのに
驚きました。
輸入時計の人気は根強いですね。

そして、商店街に近い
複数のブライダルリング専門店にも
カップルが4,5組。
仙台で、これだけ集客している店舗は
無かっただけに、
ブライダルリングのビジネスは
商圏内の競争状況で決まるなあと
深く感じ入るしかありませんでした。


ブログぼ新記事はサイトへ引っ越しました。

婚約指輪放浪記2013新潟編

新潟は、国内有数のおしゃれな地方都市です。


おもしろいことに、セレクトショップ等
おしゃれな店舗は万代地区という
狭いエリアに集中していて、
古い繁華街である古町は
落ち着いた風情を残しています。
(寂しくはなっていますが)


新潟のブライダルリング販売店も同じように
東京資本の店舗のゼクシィ派と
地元資本のこまちウェディング派に分かれて
存在しています。
(もちろん両方に広告を出している店舗も
ありますが)


それが可能なのは、タウン誌KOMACHIが
地元に根付いていて、その別冊である
こまちウェディングも売れているからこそ。


以前は、仙台や福岡等で圧倒的に強い
タウン誌があったのですが
フリーペーパーやネットの台頭で
衰退してしまったところが多いのですね。
その中で、新潟のKOMACHIは
まだまだ健在ということです。
(KOMACHIはその後、群馬・長野
愛媛・香川と勢力を拡大しています)


それに、地元の店舗にしてみれば
季刊であるこまちウェディングは
ありがたい存在です。
婚約指輪や結婚指輪は
毎月新作が出ることもなく
新しい情報なんかありませんから
情報誌だって年に4回の発行で
十分なのです。
小さな店舗であれば、ゼクシィに毎月
広告を出す余裕もありませんから
コスト的にも助かります。


だから、ゼクシィ以外のブライダル情報誌が
ちゃんと機能しているということは
地元の小さなブライダルリングショップが
それなりの規模で存在していくことを
可能にしてくれるのです。


地元に根付いている小さな店舗が
きちんと営業しているのは
素敵なことですよね。


ブライダルリングにもファッションの要素を
多分に含んでいますから
新潟がおしゃれであることと
ブライダルリングの多様性が
保たれていることは無関係でjは
ないと思います。


私が以前運営していたトレセンテでも
長年営業していて地元に根付いたのは
愛媛県の新居浜と新潟だけでしたが
それには店舗の立地(新潟店は万代)と
ゼクシィ以外の情報誌のふたつが
必要だったのでしょう。


新潟は、ゼクシィとこまちウェディングの
微妙なバランスを保ちつつ
バラエティー豊かな店舗が残って
いけばいいですね。

婚約指輪放浪記2013

私は毎年11月末からクリスマスまでの週末
北海道から九州まで全国の婚約指輪・結婚指輪
の売場(百貨店、ファッションビル、路面店等)を
定点観測しています。
(各地区を訪問する前に、その地区の
ゼクシィで予習をします)


以前は自社の店舗がありましたから
その売上こそが最大の関心事でしたが
ここ5年はネット通販専業になったので
極めて客観的に、世の中の変化を
眺めているのです。


婚約指輪や結婚指輪のマーケットに
そんな大きな変化はないだろうと
お考えかもしれませんが
小売業の宿命か、かなり短い周期で
それなりの変化があるものです。


また、婚約指輪、結婚指輪の最大の需要期である
クリスマス商戦の動向は、
確実に翌年のトレンドを示すものだと
考えています。


そして、2012年のクリスマス商戦ですが
とても大きな変化が見られるものでした。


2012年12月24日(振替休日で3連休の最終日)は
ここ10年間で最もジュエリー売場が賑わった日です。
それでも、ブライダルリングの勝ち負けは
はっきりしているなあ、というのが現実です。


それでは、次回から全国のレポートを
お届けいたします。









円安は婚約指輪にとって良いことではありません

12月の政権交代で、安倍内閣が誕生しました。
そして、アベノミクスへの期待で円安と株高が
一気に進みましたね。


円安は、自動車に代表される輸出産業にとっては
売上や利益の増加につながるので
大歓迎されています。
しかし、婚約指輪(エンゲージリング)を販売する立場としては
なかなか頭の痛い問題なのです。


婚約指輪の材料は、ダイヤモンドとプラチナですが
どちらも輸入品で、ドル建てで価格が決まっています。
つまり、円安になればその分だけストレートに
輸入価格が上昇してしまうです。
なので、小売り価格の値上げも避けられず
これはガソリン価格が上昇しているのと同じことです。


昨年夏には1ドル=78円たったドルが、
2月には93円まで20%近く上昇しています。
同時期のプラチナの価格を見ると、
海外相場(ドル建て)の上昇もあり
30%以上も値上がりしているのです。


ダイヤモンドに関しては、相場を引き上げていた
中国市場が一服したことから
ドル建ての価格が弱含みですが、
それでも円安の影響は大きく、
プラチナ価格の上昇と合わせて考えると
婚約指輪の値上げは避けられない状況です。


でも、婚約指輪の値上げを発表するブランドは
少ないんじゃないかな思います。
結婚指輪の場合はデザイン毎に価格が決められ
カタログ等に明記されているので
値上げや値下げの時は事前告知があるのが
一般的です。
ところが、婚約指輪の場合はダイヤモンド一つ毎に
価格が異なるので、これを改定しても外部からでは
まずわからないのです。
だから、いつのまにか価格改定が実施されていた
というのが普通かもしれません。


おそらく、円安の影響が最もストレートに反映され
どこよりも早く値上げとなったのは
アメリカのブライダルリング通販会社ブルーナイルでしょう。
ブルーナイルはドル建てで販売している商品価格を
ある時期の円ドルレートで円価格に転換しているはずなので
為替相場の変動がそのまま価格に反映されるのです。
(逆に将来円高に転じれば、すぐに値下げとなります)


いずれにしても、婚約指輪、結婚指輪のブランドにすれば
円安は困ったものです。
婚約指輪の購入を検討されている方は
値上げが浸透する前に、早めに購入される方が良いですね。
弊社でも値上げせざるを得ない状況ですから。

婚約指輪ブログは新サイトへ引っ越しました。


婚約指輪の取得率は67%?、41%?

婚約指輪(エンゲージリング)の相場については
「給料の3カ月分」のように、良く話題になりますが
そもそも、結婚するカップルで
婚約指輪を購入する割合はどれくらいでしょうか?


ゼクシィネットの記事の数字が
ゼクシィ結婚トレンド調査の結果と異なる結果
だったので、さてどうしたものか????。


ゼクシィネットの
という記事に、
「婚約指輪は渡した?」という質問があり
「YES」は41%。
つまり、男の本音として婚約指輪の取得率は
41%ということです。

それに対して、毎年リクルートから発表される
ゼクシィ結婚トレンド調査の最新結果を見ると
首都圏で婚約指輪を購入したのは67%です。


67%の取得率だと、
婚約指輪は購入するのが当たり前の印象ですが
41%の取得率ならば
購入した男子は、相当がんばった印象です。
数字の意味が全然違いますよね。

同じゼクシィの調査結果で
どうしてこんなに差が出るのでしょうか?


その理由は、調査対象のサンプルが異なるから
だと思います。


男の本音調査の対象は、ネットリサーチ会社
マクロミル登録の男子300人であるのに対し
(年齢等詳細は不明ですが、
最近結婚した男子と思われます)
結婚トレンド調査の対象は、
挙式、もしくは披露宴を挙げたゼクシィ読者で
回答は女子(首都圏版で932人)です。


さらに、今さら気がついたことですが
結婚トレンド調査(首都圏)に回答している女子の
75%が20歳代なのです。
総務省の調査で、2010年首都圏の
20歳台後半女子の未婚率は62%ですからねえ。

しかも、この調査で首都圏の婚約指輪取得率は
2006年の66%からほとんど変化かありません。
結納を実施したカップルは2007年の26.6%が
2012年には18.4%に減少しているように
(熱心なゼクシィ読者でもこの数字です)
ブライダルにも様々な変化があるものですが
この変化の無さには違和感を覚えます。


つまり、結婚トレンド調査の数字は
若くして結婚することになり
ゼクシィを熱心に読みこんでいる
結婚全般にお金をかけることに積極的な
女子がサンプルなので、
婚約指輪の取得率も相場も、
おそらく結婚式等の費用も
全て高めの数値になるということでしょう。
(ゼクシィには好都合な結果です)


私の実感として、婚約指輪取得率41%は
とても納得出来る数字で
こちらの方が世間の実態に近いと思います。


婚約指輪をどうしようかと考えている
男子に申し上げたいのは
周りを気にするなということ。

買いたくないのならば、無理して買うことは
まったくありません。
取得率67%の結果を気にする必要もない。

また、今お金が無くて買えないのであれば
結婚後、余裕が出来た時に
買えばいいじゃないですか。


ゼクシィが41%の数字を発表してくれて
とても良かったなあと思っています。

日本の婚約指輪は中国市場の影響大で困った話し

現在、当社が婚約指輪で使っているダイヤモンドは
全てベルギーのアントワープから直輸入しています。

アントワープは、世界中のダイヤモンドの集積地で
20年来の信頼出来る知人M氏が
当社向けのダイヤモンドを選りすぐってくれるのです。
(量が多くないから出来ることですが)


ベストチョイス婚約指輪のセールストークは
「一定以上の品質から、出来るだけ大きな
 ダイヤモンドを選びましょう」
で創業以来一貫しています。

ダイヤモンドにとって、見た目の大きさは
とても大切なことですからね。


そのクリアすべき品質(ダイヤモンドの4C)として

カラット    0.3カラット以上
カラー     Gカラー以上
クラリティー   VS2以上
カット     エクセレント限定

以上を基準としてきました。

当社で一番お手頃な15万円の価格帯ですと
0.30カラット、G VS1 エクセレント
というイメージのダイヤモンドが主力となります。


毎年クリスマス時期には、
お買い得な婚約指輪(13.5万円)を揃えるのですが
困ったことに、今年はそれに大苦戦しています。


M氏 : Wさん、ダメです。市場に0.3カラット、FGカラー
    VSクラスはまったくありません。
    本当にすっからかんですよ。

渡部 : どうして急にそんなことになったの?

M氏:: 中国ですよ、中国。
    景気が悪化して婚約指輪の単価が下がったので
    従来の高スペックを止めて
    カラーはDEから、F-Jまで
    クラリティーはVVSから、VS-SIまで
    落として来ているんです。
    Wさんが買っていたところに人気集中です。
    
渡部 : じゃあ、ひと回り小さなサイズの0.28カラットなら
    買えるんですか?

M氏 : いや、奴らサイズも落としていて、0.25カラット前後
    も今大人気なんです。それよりも、VVSクラスが
    余っていてVSクラスと価格差があまり無いので
    こっちの方がおもしろいかもしれません。


実はM氏と同じような会話を今年の4月にもして
記事に書いているんです。


しかし、価格が左右されるならともかく
欲しいダイヤモンドが市場から消えてしまうとは
予想外の事態です。
とても困りました。


日本の婚姻数が年間70万件に対して
中国は1000万件!
これから先は、中国が買わないアイテムから
拾っていくことになるのかな。

それにしても中国とクリスマスって
関係があるんでしょうかね?ぶつぶつ。

今、Google・Yahooで
「婚約指輪」と検索すると
「39万円の婚約指輪って安すぎませんか?」
という衝撃的な見出しが飛び込んできます。
(2012年11月19日現在 リンク先はこちら)

これは、読売オンラインが運営する
発言小町というFAQサイトの記事なのですが
この記事が1位に表示される、
つまりたくさんの人の目に触れることは
とても不毛なことだなと考えています。
(この内容についてはこちらで検証しています)


この質問が出た頃に実施された
ゼクシィの結婚トレンド調査で
婚約指輪の相場は31.7万円という結果が
出ています(詳しくはこちら)。
また、みんなのウェディングの調査では
20-30万円が最多価格帯で、
30万円未満が57%を占める結果です。
(詳しくはこちらをご覧ください)


このように39万円の婚約指輪は、
世間相場からみれば十分に高い金額なので
質問した彼女は、5時間で500件もの
レスがつき、大炎上、集中砲火を浴びる
ことになりました。
発言小町は、言い方もキツイですからね。


Googleは最近、検索順位を決める
ロジックを頻繁に変更していて、
SNSやFAQサイト、情報サイトを上位表示
させる傾向にあります。
現在(2012年11月19日)婚約指輪検索の
10位以内ではそのようなサイトが7サイト、
ブランドのサイトは3サイトに過ぎません。


その方が、利用者にとって役に立つとの
Googleの判断なのですが、
本当にそうでしょうか?

SNSやFAQサイトの情報には
間違ったものも少なくないので
Googleの検索順位というお墨付きによる
ミスリードが心配です。


それにしても、この1位になっちゃった
質問をした女の子は気の毒だなと思います。
自分の質問は削除出来ないのでしょうか。


私は15万の婚約指輪を自信を持って
販売している立場なので、矛盾するようですが
婚約指輪にどれだけ費用をかけるかは
極めてプライベートな問題なのだから
まわりが非難してもしょうがないと思います。

例えば、ハリーウィンストンの婚約指輪の
最低価格は70万円台だそうですが
それが欲しいならそれでいいじゃないか
と考えるのです。
(まあ、質問の彼女は自分の意見に
賛同を求めたから炎上したわけですが)


なので、こんな個人的な話しが
「婚約指輪」の1位に出てくることは
周囲の野次馬根性を満たすだけで
何の役にも立たないなあと考えるのです。


それに「39万円の婚約指輪が安い」という
タイトルを見た男子がビビるだけですよね。
まったく、不毛だと思う、プンプン。

結婚式や婚約指輪の相場に関する調査では
リクルートが毎年実施している
「ゼクシィ結婚トレンド調査」が他の追随を許さない
最大の規模であるのは間違いありません。
2012年の調査でも7000件以上のサンプルを
集めています。


しかし、集計対象が挙式または披露宴を実施した
カップルに限られているために、
費用の数字は高めのものになります。

広告をたくさん集めたいゼクシィの立場では
結婚にかかる費用は高ければ高い方がいいからです。


なので、婚約指輪の相場(平均単価)も
高めの数字が出て、毎年文句を言っているのですが
先日、「みんなのウェディング」からも
婚約指輪の相場に関する調査結果が発表されました。

こちらの調査は、サンプル数も269件と少なく
内容もゼクシィの調査とは比較にならない規模ですが
その結果は、私の実感に近いものでした。
(みんなのウェディングはモバゲーで有名な
ディー・エヌ・エーから分社化された会社です。
アイプリモ、ラザールダイヤモンドを運営する
プリモジャパンと同じビルに入居していますが
両社の関係は不明です)


この調査は、婚約指輪の相場を具体的な数字に
表すのではなく、価格帯別の占有率を示しています。

「婚約指輪の金額はいくらでしたか」
(カッコ内はゼクシィ調査の全国推計の数字)
10万円未満       12.3%(7.2%)
10-20万円未満   20.4%(15.0%)
20-30万円未満   24.9%(25.3%)
30-40万円未満   13.8%(25.2%)
40-50万円未満    9.3%(12.2%)
50-60万円未満    1.9%(6.5%)
60-100万円未満   4.8%(6.6%)
100万円以上       2.2%(2.1%)

みんなのウェディングの調査では
20-30万円未満が最多で、
それはゼクシィの調査でも同じだけれども
2番目に多いのが10-20万円未満で
ゼクシィの30-40万円未満と違いが出ます。

30万円未満の合計が
みんなのウェディングでは57.2%と
半数以上を占めるのに
ゼクシィでは47.5%と半数を切ってしまいます。

全体のちょうど真ん中にあたる価格は
(みんなが本当に知りたいのはこちらですね)
みんなのウェディングで27万円前後
ゼクシィで31万円前後と推測されますね。


みんなのウェディングの調査結果から
強引に平均単価(相場)を推定すると
28.9万円の結果となり、ゼクシィの31.7万円から
約10%低い数字になりましたが
まあこんなものでしょうか。
平均単価は、100万円以上の高額品が混ざると
高くなりますが、
最多の購入価格帯は15-25万円程度であると
思われるからです。


やはり、ゼクシィが発表する婚約指輪の相場は
高めの数字ですね。
それがわかるだけでも、みんなのウェディングの
調査結果は価値があると思います。


ゼクシィの調査結果、婚約指輪の相場はこちら
婚約指輪の相場はこちらもご覧ください。

婚約指輪の相場、最新版発表(ゼクシィ調査2012より)

今年もリクルートから、「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」が
発表されました。

昨年は、震災の影響で東北・北関東の調査が無く
全国推計もありませんでしたが、
今回は2年ぶりのフルバージョンです。


まず、いつも申し上げていることですが
この調査結果は結婚(入籍)するカップル約70万組の
平均像を示すものではありません。

今回では、2011年4月から2012年3月までの間に
挙式もしくは披露宴・披露パーティーをした人のみが対象。
(集計したサンプルの内、約7%は除外されています)
ゼクシィが調査できるのですから、ゼクシィーにハガキを
送ったか、ゼクシィネットに登録した
結婚関連にお金をかけるカップルが対象と考えて
良いでしょう(回答は新婦が行います)。


だからこそ、震災をはさんだ2年間で
挙式・披露宴の費用が20万円も増加するという
景気の良い数字が出るのだと思います。


さて、婚約指輪の相場(平均価格)を当社でまとめたのが
以下の表です。

婚約指輪(エンゲージリング)の相場(平均価格)

(万円)  '98年  '03年   '09年    '00年   '01年   '02年   
首都圏   45.1  36.3  39.2  36.7  36.0  33.3 
関西    55.1  40.1  40.4  36.7  34.5  35.5
東海      47.7  41.5  38.6  34.6  33.4  33.3
北海道   **    27.4  28.9  28.0  26.6  24.7
北東北   **    **    26.8  27.4   **   25.5                                               宮城・山形  **    **    30.2  30.4   **   27.8
北関東    **   34.0  31.1  30.9   **   30.7
新潟     **    **    32.6  33.3  30.8  21.4
長野     **    **    33.2  30.0  28.3  26.2
静岡     **   35.9  34.8  32.9  31.6  30.7
北陸     **   34.5  33.6  32.7  28.4  29.7 
中国     **    36.5  33.4  32.2  29.9  28.3
四国     **    36.5  35.3  33.5  31.7  31.5
九州     **    32.6  29.1  29.9  29.2  27.2
全国推計   **   **      36.2  34.3   **     31.7


なるほど、震災の影響があったのだなというのが
私の第一印象です。

名古屋以西の西日本は、前年比であまり変化が無いのに対し
東日本は単価の下落が目立ちます。


全国推計は2年間で7%ダウンして、
31.7万円が婚約指輪の最新相場という結果ですが、
私の実感としては世間の実態よりも
まだまだ高い数字だと思います。
(ちなみに挙式・披露宴費用は2年間で6%増加しています)


ダイヤモンドの大きさ(カラット)は、
今回初めて0.2-0.3カラット未満が最多になりましたが、
それでも0.3カラット以上が半数以上です。
現在、国内人気ブランドが百貨店の売場に並べている婚約指輪で
最も大きなダイヤモンドが0.30カラットなので、
この数字がいかに現実とかい離しているかがわかります。
それは国内で流通しているダイヤモンドの現状からも明らかなことです。

この数字には、記入している女の子の期待値と妄想が少なからず
入っているのではないかと考えざるを得ないでしょう。


だから、婚約指輪の購入を検討している男子はこの数字を気にせずに
自分の出来る精一杯のことをすればいいのです。
今どき、婚約指輪を贈るというだけで、十分エライのですから。


また、個人的に今後の動向が大注目なのは新潟です。

サンプル数が73と少ないので数字のブレは大きいでしょうが
1年で3割下がって、21.4万円の平均単価は衝撃的です。

新潟は2000年にトレセンテ新潟店を出店して以来
ずっとウォッチしている地区ですが
おしゃれな地方都市として、間違いなく全国ベスト3に入る土地柄。

式場は互助会系が強いのですが、その費用は1年間で28万円も
アップして、全国最高水準なのです。

おしゃれな新潟カップルの胸中はわかりませんが
婚約指輪にお金をかけるよりも、式にお金をかけようと
いうことなのでしょうか。


今年も12月に調査に行くので、改めてレポートします。


婚約指輪の相場はこちらもご覧ください。



五感に訴える婚約指輪の接客

出典が不確かで申し訳ないのですが
以前読んだブログ記事に、
婚約指輪のユニークな接客テクニックが
紹介されていました。


大阪ミナミにある某海外ブランドの路面店は
来店したカップルが婚約指輪を見るために
テーブル席に着いたとたん
「ご婚約おめでとうございます、ポン!!」
と、シャンパンのボトルをあけるのだそうです。

自分たちをシャンパンで祝福してくれた
サプライズと嬉しさで
カップルのテンションは一気に上がり
高い購入率につながっているとか・・・・。


私はこの話に、とても感心したのですが
それは、このサービスが紙一重のところで
成功し、効果をあげているからです。


顧客にシャンパンをサービスするというのは
ジュエリー業界では珍しいことではありません。
場末の店でも、イベント等ではワインやシャンパンで
おもてなしをするでしょう。
でも、それはグラスでのサービスです。

私が以前いたトレセンテでも
ご成約カップルにシャンパンのサービスをしたことが
ありました。
当時シャンパンのミニボトルにストロー入れて
飲むのが流行っていたので
2本のストローで仲良く飲むところを
記念写真を撮ったりしたのです。
(今考えると、なかなかベタなサービスですね)


シャンパンのサービスが珍しくない中で、
このブランド店が成功したポイントは、
シャンパンの味や銘柄などではなく
ボトルをアあける時の、「ポン」という音だと思います。
グラスシャンパンやミニボトルでは音が出ませんね。


目で見てわかるディスプレーや照明だけではなく
音(BGM)や香り・匂いまで動員して
トータルで店舗の空間を作り、
顧客の五感に訴える手法は
10年ほど前から注目され
スターバックスはその成功例と言われています。

このシャンパンをあける「ポン」の音は
一瞬芸みたいなものだけれど
感覚を刺激する点で、抜群の効果なのでしょう。


ブランド店だから安いスパークリングワインは使えず
シャンパン(さすがにハーフボトルでしょうが)を
都度あけるとなると、来店カップル1組につき
3000円近いコストがかかることになりますね。

それでも、ブランドの婚約指輪の単価は
その100倍以上するでしょうから
購入率を上げる手段として有効ならば、
シャンパンは、安い投資と考えることが出来るのです。


アイデアの勝利ですね。


ブログは新サイトへ移転しました。


結婚指輪(マリッジリング)や婚約指輪(エンゲージリング)の情報って、あまりにも一方的だと思うのです。トレセンテで20年近く業界に深く関わってきた筆者が、フリーの立場で消費者のために書く基本情報

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